土用の丑の日はいつ?2025年は2回?10月の丑の日や意味・由来、うなぎを食べる理由も解説!

夏の風物詩ともいえる「土用の丑の日」
多くの方がうなぎを食べる日として認識していますが、その正確な日付や由来、意味について詳しくご存知でしょうか? 実は、土用の丑の日は夏だけでなく、年に複数回あることも。
この記事では、2025年の土用の丑の日はいつなのか、夏に2回あるのか、さらには10月の秋の土用の丑の日や、土用の丑の日の意味・由来、うなぎを食べる理由などを分かりやすく解説します。
2025年の土用の丑の日はいつ?夏の土用は2回ある?

- 2025年の土用の丑の日は2回ある?日付と理由を紹介
- 2025年10月にも土用の丑の日がある?秋の丑の日について解説
- 土用の丑の日は年に何回あるの?回数の仕組みと計算方法
夏の土用の丑の日といえば、うなぎを食べて夏バテを防止する習慣が根付いています。
2025年の夏の土用の丑の日はいつになるのでしょうか?そして、夏に2回あるというのは本当なのでしょうか?
2025年の土用の丑の日は2回ある?日付と理由を紹介

2025年の夏の土用の丑の日は、2回あります。
- 一の丑:2025年7月19日(土)
- 二の丑:2025年7月31日(木)
土用の丑の日は、土用期間中にある「丑の日」を指します。土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間の期間のこと。そして、丑の日は十二支の「丑(うし)」にあたる日で、12日周期で巡ってきます。
そのため、約18日間の土用期間中に丑の日が2回巡ってくる年があり、その場合、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」と呼びます。2025年は、このケースに該当するため、夏の土用の丑の日が2回あるというわけです。
2025年10月にも土用の丑の日がある?秋の丑の日について解説

「土用の丑の日」と聞くと夏のイメージが強いですが、実は土用は四季それぞれに存在します。つまり、春・夏・秋・冬、年に4回土用の期間があり、それぞれの土用期間中に巡ってくる丑の日が「土用の丑の日」となるのです。
2025年の秋の土用の丑の日は以下の通りです。
- 2025年10月23日(木)
- 2025年11月4日(火)
2025年の秋も、土用の丑の日が2回あります。季節の変わり目である土用の時期に、体調を整える意味で、その季節ならではの食材とともにうなぎを味わうのも良いかもしれません。
土用の丑の日は年に何回あるの?回数の仕組みと計算方法

前述の通り、土用は各季節の始まり(立春、立夏、立秋、立冬)の直前約18日間を指します。そして、丑の日は12日周期で巡ってきます。
このため、各土用期間中に丑の日が1回または2回訪れることになります。計算方法としては、まず各季節の立春、立夏、立秋、立冬の日付を確認し、その日から遡って約18日間が土用期間となります。
そして、その期間内に十二支の「丑」にあたる日を暦で確認することで、土用の丑の日が特定できます。 年によって各土用期間に丑の日が何回あるかは変動し、その結果、土用の丑の日の総回数も年によって変わります。
例えば、2025年は、合計で年に7回も土用の丑の日があることがわかります。
- 冬:1月20日(月)、2月1日(土)
- 春:4月26日(土)
- 夏:7月19日(土)、7月31日(木)
- 秋:10月23日(木)、11月4日(火)
土用の丑の日はいつ?意味や由来、縁起もあわせて解説【2025年版】

- 土用の丑の日の由来とは?なぜうなぎを食べるのか
- 土用の丑の日 2025年はどんな日?行事や風習も紹介
- 「土用」とは何?季節の変わり目にあたる期間について解説
- 土用の丑の日の意味とは?五行思想との関係も紹介
- 土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ?縁起の良い食べ物の由来
さて、ここまで2025年の土用の丑の日について見てきましたが、そもそも土用の丑の日とはどのような意味があり、どんな由来を持つのでしょうか。縁起についても触れながら解説します。
土用の丑の日の由来とは?なぜうなぎを食べるのか
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が広まったのは、江戸時代と言われています。最も有力な説は、発明家としても知られる平賀源内が、夏場に売り上げが落ち込んで困っていた鰻屋に「本日土用丑の日」という貼り紙を出すことを提案したというものです。
当時、「丑の日に『う』の付くものを食べると夏負けしない」という民間伝承があったため、このキャッチコピーが当たり。他の鰻屋も真似するようになり、次第に夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が定着したと言われています。
土用の丑の日 2025年はどんな日?行事や風習も紹介
2025年の土用の丑の日も、やはりうなぎを食べるという方が多いでしょう。その他にも、地域によっては様々な風習が残っています。
- うなぎ以外の「う」の付く食べ物:うどん、梅干し、瓜(きゅうり、スイカなど)、牛肉(うし)などを食べる風習もあります。これらも夏バテ防止や無病息災を願う意味合いがあります。
- 土用餅(どようもち):あんころ餅を食べる風習で、暑気あたりを防ぐと言われています。
- 土用しじみ:しじみも栄養価が高く、特に肝機能を高める効果があるため、この時期に食べると良いとされています。「土用しじみは腹薬」という言葉もあります。
これらの風習は、厳しい暑さを乗り切るための古人の知恵と言えるでしょう。
「土用」とは何?季節の変わり目にあたる期間について解説

「土用」とは、古代中国の陰陽五行思想(五行説)に由来する言葉です。五行思想では、万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つと考えられており、これらを季節に割り当てると、春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」となります。そして、残った「土」を各季節の終わりの約18日間に割り当て、これを「土用」と呼びました。
つまり、土用は季節の変わり目にあたる期間であり、次の季節への準備期間とも言えます。この期間は気候が不安定になりやすく、体調を崩しやすい時期でもあるため、昔から養生する期間とされてきました。
土用の丑の日の意味とは?五行思想との関係も紹介
五行の「土」は季節の調整役。変化の激しいこの時期に体調を崩しやすいことから、丑の日に体に良いものを食べて、無病息災を願う習慣が根付きました。
夏の土用の丑の日は、特に暑さが厳しく体力が消耗しやすい時期であるため、栄養価の高いうなぎなどを食べて精をつけ、無病息災を願うという意味合いが強いと言えます。
土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ?縁起の良い食べ物の由来

「土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習は、平賀源内の提案がきっかけとして有名ですが、それ以前からうなぎは滋養強壮に優れた食べ物として知られていました。
『万葉集』には、大伴家持が夏バテに苦しむ友人にうなぎを勧める歌も残されています。
また、丑の日の「う」にちなんで、「う」の付く食べ物を食べると縁起が良いともされます。
たとえば、梅干し(クエン酸による疲労回復効果)、うどん(消化が良くエネルギー補給に適している)、瓜(体を冷やし水分補給にもなる)など、どれも夏バテ対策にぴったりの食材です。
中でもうなぎは、これらの要素に加えて非常に栄養価が高く、スタミナを補うのに最適な食材であることから、土用の丑の日の代表的な縁起物として定着したのです。
まとめ!土用の丑の日はいつ?

2025年の土用の丑の日は、
- 夏には7月19日(土)と7月31日(木)
- 秋には10月23日(木)と11月4日(火)の2回あります
土用の丑の日は年に複数回あり、季節の変わり目に体調を整えるための大切な日です。
古くからうなぎは滋養強壮に良いとされ、暑い夏を乗り切るための知恵として食べられてきました。「う」の付く食べ物や土用しじみなども、夏の元気をサポートしてくれるでしょう。今年の土用の丑の日には、美味しいうなぎを食べて、元気に夏を乗り越えませんか?
さて、ここまで土用の丑の日について詳しく解説してきましたが、美味しいうなぎが食べたくなっていませんか?
楽天市場のネット通販なら、全国各地の有名店のうなぎから、職人こだわりの逸品、お手軽な訳あり品まで、豊富なラインナップの中からお好みのうなぎを手軽にお取り寄せできます。レビューを参考にじっくり選んだり、お得なポイントを活用したりするのもネット通販ならではの楽しみ方ですね。