【IPA試験ランキング】情報処理技術者試験の難易度ランキング!最難関資格は?
IT業界で働きたい人や、ITスキルを身につけたい人にとって、情報処理技術者試験は最適な資格です。しかし、試験は全部で16種類あり、難易度もさまざまです。
「どの試験を受ければいいかわからない」「どの試験が難しいのか知りたい」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。この疑問に答えるため、情報処理推進機構(IPA)の統計情報を元にまとめました。
この記事を読むと、2009年から2022年までの各試験の合格率を見て、試験の難易度が分かります。
難易度を把握して、自分に合った試験を選んで合格を目指しましょう。
今すぐ合格率ランキングを見たい方はこちら
情報処理技術者試験の難易度
IPA公式HP 試験要綱Ver.5.1を参考に下記表として纏めました。
レベル | 試験名 |
レベル 1 | ITパスポート |
レベル 2 | 情報セキュリティマネジメント試験 |
基本情報技術者試験 | |
レベル 3 | 応用情報技術者試験 |
レベル 4 | 情報処理安全確保支援士試験 |
ITストラテジスト試験 | |
システムアーキテクト試験 | |
ネットワークスペシャリスト試験 | |
ITサービスマネージャ試験 | |
プロジェクトマネージャ試験 | |
データベーススペシャリスト試験 | |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 |
【最新版(2022年)】試験毎の合格率ランキング
2022年の各科目の合格率を元に、グラフを作りました。
一番合格率が高かったのは情報セキュリティマネジメント試験で、合格率は約56.2%と、半数以上が合格しました。左から合格率が高い試験となり、順位付けしております。
順位 | 試験名 | 合格率 |
1 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 56.2% |
2 | IP(ITパスポート試験) | 51.6% |
3 | FE(基本情報技術者試験) | 37.4% |
4 | AP(応用情報技術者試験) | 25.3% |
5 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 20.2% |
6 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 19.7% |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 17.6% |
8 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 17.4% |
9 | SA(システムアーキテクト試験) | 15.0% |
10 | SM(ITサービスマネージャ) | 14.8% |
11 | ST(ITストラテジスト試験) | 14.8% |
12 | PM(プロジェクトマネージャ) | 14.1% |
【合格率が高い順】IPA試験毎の合格率ランキング
SG試験は2016年度以降のデータを、他の試験は2009年度からの合格率を使って順位付けしました。左から見ると、その期間で合格率が最も高い試験がわかります。
合格率が一番高かったのは情報セキュリティマネジメント試験で、合格率はなんと79%でした。
一方、ITサービスマネージャの合格率は15.0%と低く、難易度が高いことがわかります。
順位 | 試験名 | 合格率 | 年度 |
1 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 79.0% | 2016 |
2 | IP(ITパスポート試験) | 59.4% | 2009 |
3 | FE(基本情報技術者試験) | 48.1% | 2020 |
4 | AP(応用情報技術者試験) | 25.3% | 2022 |
5 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 20.7% | 2021 |
6 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 19.7% | 2022 |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 18.2% | 2011 |
8 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 17.4% | 2022 |
9 | SA(システムアーキテクト試験) | 16.5% | 2021 |
10 | ST(ITストラテジスト試験) | 15.4% | 2019 |
11 | PM(プロジェクトマネージャ) | 15.1% | 2020 |
12 | SM(ITサービスマネージャ) | 15.0% | 2021 |
【合格率が低い順】IPA試験毎の合格率ランキング
SG試験は2016年度以降のデータを、他の試験は2009年度からの合格率を使って順位付けしました。左から見ると、その中で合格率が最も低い試験がわかります。
合格率が低かったのはITサービスマネージャ試験で、わずか12.2%で、IPA試験の中で最も難しい試験と言えます。
一方、情報セキュリティマネジメント試験の合格率は49.4%で、IPA試験の中で最も簡単な試験であることが分かります。
順位 | 試験名 | 合格率 | 年度 |
1 | SM(ITサービスマネージャ) | 12.2% | 2013 |
2 | SA(システムアーキテクト試験) | 12.5% | 2010 |
3 | PM(プロジェクトマネージャ) | 12.5% | 2013 |
4 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 12.8% | 2021 |
5 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 13.7% | 2011 |
6 | ST(ITストラテジスト試験) | 13.7% | 2009 |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 13.9% | 2018 |
8 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 16.0% | 2019 |
9 | AP(応用情報技術者試験) | 18.8% | 2037 |
10 | FE(基本情報技術者試験) | 22.1% | 2017 |
11 | IP(ITパスポート試験) | 41.1% | 2012 |
12 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 49.4% | 2019 |
【各年間平均】IPA試験毎の合格率ランキング
SG試験は2016年度以降のデータを、その他の試験は2009年度からの平均合格率で順位付けしました。左から見ると、合格率が高い試験から順に並んでいます。
情報セキュリティマネジメント試験の平均合格率は59%で、最も合格率が高い結果となりました。
一方、プロジェクトマネージャ試験の平均合格率は13.5%と低く、平均的に難易度が高い試験と言えます。
順位 | 試験名 | 合格率 |
1 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 59.0% |
2 | IP(ITパスポート試験) | 50.7% |
3 | FE(基本情報技術者試験) | 28.8% |
4 | AP(応用情報技術者試験) | 22.1% |
5 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 17.2% |
6 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 16.6% |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 16.3% |
8 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 14.5% |
9 | ST(ITストラテジスト試験) | 14.5% |
10 | SA(システムアーキテクト試験) | 14.1% |
11 | SM(ITサービスマネージャ) | 13.7% |
12 | PM(プロジェクトマネージャ) | 13.5% |
【結論】結局どの試験が簡単で、難しい試験か?
2022年の最新合格率と、各年度での最高・最低合格率、そして年間平均の合格率をグラフと表で見てみました。その結果、一番難易度が低い試験と高い試験が以下の通り明らかになりました。