【IPA試験ランキング】情報処理技術者試験の難易度ランキング!最難関資格は?
IT業界で働きたい人や、ITスキルを身につけたい人にとって、情報処理技術者試験は最適な資格です。しかし、試験は全部で16種類あり、難易度もさまざまです。
「どの試験を受ければいいかわからない」「どの試験が難しいのか知りたい」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。この疑問に答えるため、情報処理推進機構(IPA)の統計情報を元にまとめました。
この記事を読むと、2009年から2023年年度までの各試験の合格率を見て、試験の難易度が分かります。
難易度を把握して、自分に合った試験を選んで合格を目指しましょう。
今すぐ合格率ランキングを見たい方はこちら
情報処理技術者試験の難易度
IPA公式HP 試験要綱Ver.5.1を参考に下記表として纏めました。
レベル | 試験名 |
レベル 1 | ITパスポート |
レベル 2 | 情報セキュリティマネジメント試験 |
基本情報技術者試験 | |
レベル 3 | 応用情報技術者試験 |
レベル 4 | 情報処理安全確保支援士試験 |
ITストラテジスト試験 | |
システムアーキテクト試験 | |
ネットワークスペシャリスト試験 | |
ITサービスマネージャ試験 | |
プロジェクトマネージャ試験 | |
データベーススペシャリスト試験 | |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 |
【最新版(2023年)】試験毎の合格率ランキング
2023年の試験の合格率を元に、グラフを作りました。
一番合格率が高かったのは情報セキュリティマネジメント試験で、合格率は約72.6%と、7割以上の合格率となっています。上記の画像は、左から合格率が高い試験で、順位付けしております。
順位 | 試験名 | 合格率 |
1 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 72.6% |
2 | IP(ITパスポート試験) | 50.3% |
3 | FE(基本情報技術者試験) | 47.1% |
4 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 20.9% |
5 | AP(応用情報技術者試験) | 20.5% |
6 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 18.5% |
7 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 16.6% |
8 | SA(システムアーキテクト試験) | 15.8% |
9 | ST(ITストラテジスト試験) | 15.5% |
10 | SM(ITサービスマネージャ) | 15.2% |
11 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 14.3% |
12 | PM(プロジェクトマネージャ) | 13.5% |
【合格率が高い順】IPA試験毎の合格率ランキング
SG試験は2016年度以降のデータを、他の試験は2009年度からの合格率を使って順位付けしました。左から見ると、各試験ごとに、その期間で最も高い合格率がわかります。
合格率が一番高かったのは情報セキュリティマネジメント試験で、合格率はなんと79%でした。
一方、プロジェクトマネージャの合格率は15.1%と低く、難易度が高いことがわかります。
順位 | 試験名 | 合格率 | 年度 |
1 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 79.0% | 2016 |
2 | IP(ITパスポート試験) | 59.4% | 2009 |
3 | FE(基本情報技術者試験) | 48.1% | 2020 |
4 | AP(応用情報技術者試験) | 25.3% | 2022 |
5 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 20.9% | 2023 |
6 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 19.7% | 2022 |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 18.5% | 2023 |
8 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 17.4% | 2022 |
9 | SA(システムアーキテクト試験) | 16.5% | 2021 |
10 | ST(ITストラテジスト試験) | 15.5% | 2023 |
11 | SM(ITサービスマネージャ) | 15.2% | 2023 |
12 | PM(プロジェクトマネージャ) | 15.1% | 2020 |
【合格率が低い順】IPA試験毎の合格率ランキング
SG試験は2016年度以降のデータを、他の試験は2009年度からの合格率を使って順位付けしました。左から見ると、各試験ごとに、その期間で最も低い合格率がわかります。
合格率が低かったのはITサービスマネージャ試験で、わずか12.2%で、IPA試験の中で最も難しい試験と言えます。
一方、情報セキュリティマネジメント試験の合格率は49.4%で、IPA試験の中で最も簡単な試験であることが分かります。
順位 | 試験名 | 合格率 | 年度 |
1 | SM(ITサービスマネージャ) | 12.2% | 2013 |
2 | SA(システムアーキテクト試験) | 12.5% | 2010 |
3 | PM(プロジェクトマネージャ) | 12.5% | 2013 |
4 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 12.8% | 2021 |
5 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 13.7% | 2011 |
6 | ST(ITストラテジスト試験) | 13.7% | 2009 |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 13.9% | 2018 |
8 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 16.0% | 2019 |
9 | AP(応用情報技術者試験) | 18.8% | 2017 |
10 | FE(基本情報技術者試験) | 22.1% | 2017 |
11 | IP(ITパスポート試験) | 41.1% | 2012 |
12 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 49.4% | 2019 |
【各年間平均】IPA試験毎の合格率ランキング
SG試験は2016年度以降のデータを、その他の試験は2009年度からの平均合格率で順位付けしました。左から見ると、合格率が高い試験から順に並んでいます。
「情報セキュリティマネジメント試験」の平均合格率は60.7%で、最も合格率が高い結果となりました。
一方、「プロジェクトマネージャ試験」の平均合格率は13.5%と低く、情報処理技術者試験の中でもっとも難易度が高い試験と言えます。
順位 | 試験名 | 合格率 |
1 | SG(情報セキュリティマネジメント試験) | 60.7% |
2 | IP(ITパスポート試験) | 50.7% |
3 | FE(基本情報技術者試験) | 30.1% |
4 | AP(応用情報技術者試験) | 22.0% |
5 | ES(エンベデッドシステムスペシャリスト試験) | 17.2% |
6 | SC(情報処理安全確保支援士試験) | 16.8% |
7 | DB(データベーススペシャリスト試験) | 16.4% |
8 | ST(ITストラテジスト試験) | 14.6% |
9 | NW(ネットワークスペシャリスト) | 14.5% |
10 | SA(システムアーキテクト試験) | 14.2% |
11 | SM(ITサービスマネージャ) | 13.8% |
12 | PM(プロジェクトマネージャ) | 13.5% |
【結論】結局どの試験が簡単で、難しい試験か?
2023年の最新合格率と、各年度での最高・最低合格率、そして年間平均の合格率をグラフと表で確認しました。その結果、一番難易度が低い試験と高い試験が以下の通り明らかになります。