VBAエキスパート試験対策!ベーシック、スタンダード試験の難易度や勉強方法を解説!

VBAエキスパート試験は、Excel VBAのスキルを証明できる資格であり、取得することで業務の効率化やキャリアアップにつながります。
本記事では、VBAエキスパート試験に合格した筆者が、その概要やベーシック試験とスタンダード試験の違い、そして効果的な試験対策のコツについて紹介します。
VBAエキスパート試験とは?
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株式会社オデッセイコミュニケーションズでは、2003年4月からExcelやAccessのVBA(Visual Basic for Applications)スキルを認定する民間資格試験を実施しています。
VBAエキスパート試験のメリット
この資格を取得すれば、以下のようなメリットがあります。
- ExcelマクロVBAスキルの証明になる
※社内、社外へのアピール - 業務の効率化や自動化を実現できる
※今まで気づかなかった改善点が見付かる
(知識があれば、こうすれば自動化になるかな?などの発見) - 試験学習がVBAのスキルアップやキャリアアップにつながる
- 就職や転職に有利になる
VBAエキスパート試験(Excel VBA)の基本情報
項目 | 内容 | 補足 |
試験の種類 | ・ベーシック ・スタンダード | ・ExcelVBAの基本文法、VBEを使用した基礎的な マクロの読解、記述力の診断 ・ベーシックより高度なマクロの記述、読解力を診断 |
試験形式 | CBT方式 | 紙の受験ではなく、PCを使った方式。 |
試験時間 | 50分 | |
問題数 | 40問前後 | |
出題形式 | 選択式、 ドロップダウンリスト式、穴埋め式 | |
合格基準 | 650~800点(1000点満点) | |
試験会場 | ・全国提携先会場 ・在宅テスト | 在宅テストの場合は、カメラなどの実施条件を 確認する必要あり |
受験費用 | ・ベーシック:13,200円(税込) ・スタンダード:14,850円(税込) | VBAエキスパート割引受験制度を活用すると 左記から千円程の割引あり |
試験日 | 試験会場により異なる | 在宅テストの場合は、45日先程度 |
受験申込方法 | VBAエキスパート公式サイト経由で 試験会場を予約 |

VBAエキスパート試験:ベーシック試験とスタンダード試験の違いを解説
- ベーシックは、ExcelVBAの基本文法、VBEを使用した基礎的なマクロの読解、記述力の診断で、基本的なスキルを問う内容となる
- スタンダード試験は、ベーシックの上位に位置づけられ、ベーシックの内容+検索、テーブル操作、デバッグ等も加わり、範囲が広くなる
VBAエキスパートの難易度(Excel VBA試験)
公式サイトの統計情報(2022年12月31日時点)より、難易度として、下記の合格率となります。
- Excel VBAベーシック試験:81%
- Excel VBAスタンダード試験:59%
VBAエキスパート試験対策は公式テキストが必須!!

筆者の場合、すでに独学や仕事を通じてある程度の前提知識はありましたが、一から学び直したいと考え、VBAエキスパートの公式テキスト(ベーシック、スタンダード)を購入しました。
当時は模擬問題が別売りでしたが、現在は公式テキストに「模擬問題」が付属しており、当時よりもお得になっています。
- ベーシック試験の公式テキストには、「マクロとは何か」から始まり、VBEの起動方法、プロシージャの基礎、代表的なセルの操作、関数の使い方などが掲載されており、初心者やベーシック試験を受験する方にとっては必須の一冊と言えます。
何より、公式テキストであることから、試験対策に必要な内容が網羅されている点が、他の教材にはない大きなメリットです。 - スタンダード試験の公式テキストでは、イベント処理や配列、UserFormの活用、テキストファイルの操作方法など、より実践的な内容を学習することができます。こちらにも「模擬問題」が付属しており、試験対策に役立ちます。
VBAエキスパート試験対策のコツ
- 公式テキストを読む
- 公式模擬問題を解く
- 間違えた問題をテキストで確認
- 穴埋め式問題があるため、実際にマクロをExcelで記載又は、ノートにステートメント、関数などを記載して、ある程度構文を覚えた方が安心と言えます
- 公式テキストを読む
- 公式模擬問題を解く
(全問正解まで)
自宅PCで実際にマクロを動かすのが、一番の勉強と思います。
しかし、試験対策としては、上記公式テキストの内容を読破するのをお勧めします。
オリジナル問題を作成しているサイトがありましたので、紹介します。
これだけでは合格は厳しいと思いますので、個人的には、やはり公式テキストの購入は必須です。
試験前日のコツ
- どの試験にも共通しますが、前日の睡眠時間は確保しよう!
- 試験会場の行き方、電車、バスの場合は乗車時刻の再確認
- 受験に必要となる身分証明書等の持ち物を確認
試験当日のコツ
- 可能な場合は、少し早く起床して問題を解く
- 朝ごはんはいつものメニュー(試験中の腹痛防止)
- 初めての場所の場合は、電車1本早目に乗る(気持ちの余裕に繋がる)
試験中のコツ
試験時間50分で、約40問となるため、1問辺り、75秒になります。
簡単な問題は、75秒も掛からないで解けると思いますが、考えてしまう問題の場合は、あっ!という間に75秒は消費する事になるでしょう!
そのような問題は、後に回してから最後に対応した方が、気持ちが落ち着いて回答が出来ると思います。
7割程の正解で合格出来ますので、時間が無く、分からない問題は割り切りで回答するのもありと思います。
VBAエキスパート試験対策のまとめ
本記事では、VBAエキスパート試験(Excel VBA)の概要、対策方法、そしておすすめの参考書をご紹介しました。
VBAの資格としては唯一の認定資格であり、スキルアップはもちろん、スキルの客観的な証明としても価値があります。実務でVBAを活用している方や、これから学び始める方にも、おすすめできる資格です。
紹介した参考書は、試験範囲を網羅し、独学でも合格を目指せる構成になっているので、試験対策の強い味方になります。
ぜひ、参考書を活用してしっかりと準備し、VBAエキスパート試験の合格を勝ち取りましょう。
筆者の独身時代の出会いについて、記事にしました。
出会いを求めている方のキッカケになると嬉しいです。

情報処理技術者試験の2016年からの合格率について、纏めました。
受験を受ける上での参考になれば幸いです。
